ThunderboltデイジーでGen2も速い?

ThunderboltのデイジーチェーンにSSDを接続

Raid1で使っているTerraMasterのケースはThunderboltのデイジーチェーンが可能です。たまたまここにシングルSSDのケースを接続したら、何となくサクサク動いてこれはスピードが速いんじゃ?と思って調べてみたら、MacBookPro M1MaxのThunderbolt4のポートに直接接続するよりも速いことが判りました。
デイジーチェーンとは、数珠繋ぎのようにケーブルで次々に繋ぐことです。普通このように繋ぐスピードは落ちるのではないかと思いますが・・・
下の図では2台目以降に同じ機種を接続していますが、2台目にシングルのSSDをUSB-Cケーブルで接続してみた訳です。

まずMacBookProにTerraMasterのTD2-Thunderbolt3を接続します。


その後ろのデイジーチェーン用のUSB-Cコネクターに接続したSSDはケース単体で購入して、中身はSanDiskの3D-SSDを入れています。


このシングルのSSDを直接MacbookProに接続したときのスピードテスト
Gen2のUSBで普通の速度だと思います。4K30Pの編集が何とかできるのかなという速度です。

次にTerraMasterの後ろにデイジーチェーンにした結果がこちら
リード、ライト共にスピードが少し上がっています。特にリードは100MB/s以上早くなっています。
おそらくこれが何となく速いと体感出来たスピードだと思います。

ちなみにTerraMasterのTD2-Thunderbolt3単体のRaid1(ミラーリング)のスピードはこちら
ミラーリングなのかも知れませんが、デイジー接続のシングルより若干遅い結果。
ただこのスピードだと10bit422で撮影した4K60Pの素材を1920,30Pのタイムラインで編集しても問題なく出来ます。

ThunderBolt Habも試してみた

通常は複数のRaidを接続するためにヵくなみしいすこらりかのハブを使っています。


実はこのハブを通して接続しても同様のスピードアップが観測できました。
シングルSSDをハブに接続した結果がこちら。なんとこれが一番速くなる。

ではハブ-TerraMaster-シングルSSDだとどうなるか・・・
ここは少し遅くなった感じですが、ダイレクトにTerraMaster-シングルSSDと接続した場合とほとんど同じです。

Raid10はどうか

TerraMaster D5-Thunderbolt3の4台でRaid10で運用している速度も計測しました。
リードはかなり早くなりますが、ライトは逆に遅くなっています。リードが速いのでやはり長時間ものの編集には向いていると言えるのではないかと思います。

まとめ

Gen2のシングルSSDであっても、ハブやデイジーチェーンにすることで、ThunderBolt接続と同等のスピードで使える事が判りました。通常どこかボトルネックになりそうなものですが、逆に速くなるのはなぜか・・。分かる方は教えて下さい。
こちらに動画でもまとめていますので、宜しければご覧ください。

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