レクアアート 紙焼きした昔の写真をカメラ撮影 アクリル板の反射防止膜付きを使う

出先で写真やを接写するという機会がありますが、無反射ガラスを持って歩くのは大変なので、たまたまネットで見つけた「反射防止膜付きアクリル レクアアート」というA4サイズのを購入して実際に使ってみました。レクアアートは額縁に入れて映り込みを低減するという用途で発売されているもので、今回の使い方はあくまで用途外になりますので、自己責任でお願いします。(製品に同梱されている説明書によると切りっぱなしなので手を切らないように注意となっています。)

テスト動画をアップしていますので、こちらも参考にしてください。

アクリル板 反射防止膜付き レクアアート

古い写真などはそれ自体が反ってたり、光沢のある表面が照明を反射させるので、無反射ガラスで撮るのがカメラ撮りの時は王道だと思います。もちろんスキャナも製本した本ごと撮れるものも発売されていますので、その方が結果は良いこともあると思いますが、出先で撮影できるという事がポイントですし、スキャナの場合もフラットスキャナだと平面になりますが、非接触の場合ですとやはりアクリル板を乗せることになります。

よれた紙や写真をぴたっと平面にして撮りたい時や、表面の反射をなるべく抑えて撮りたい時に使えます。とは言うものの照明の光源の反射はまともに映り込むので、三脚の位置と照明の位置は考えた上でセッティングが必要になります。バウンズさせた散光だとアクリルの反射は気にならず撮りやすいと思います。

今回無反射ガラスとレクアアートで古い写真を撮影して比較してみましたが、レクアアートの方が輝度が維持されて、無反射ガラスよりも明るく撮れました。ただ光源が近いと映り込みははっきりしているので、光源を遠ざけて光量を確保するか、傘などでバウンズさせた散る光の方が結果は良いと思います。今回はLEDのフラットライトの光を斜め右上の方から直接当てています。少し右上の方が明るくなっています。

レクアアートの欠点としてはコーティングのために水洗いなどが出来ない事。手で触ったら指紋がつきやすいので、柔らかい布で拭くしかありません。埃もガラスに比べると付きやすいと思いますのでブロアなどの埃対策も必要です。


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