森美術館オープン Yasumasa Morimura : different kind of stages

 先々週は、六本木の森美術館がオープンしました。たくさんの作品群に圧倒されそうなくらいの展覧会です。それぞれの作品は小さめですが、あれだけあれば、お好みの現代美術を見つけることもできるのではないかと思いました。なんとなく観光で展望台に上がった人が現代美術にはまってしまう・・・というようなことがどのくらい起こるのか楽しみな場所です。私は今回の宮島さんの窓と、クー・ジュンガさんのガムのインスタレーションが印象に残りました。(意表を突いた浮世絵もなかなか良かったです。)
 私はオープン祝賀晩餐会の中で披露された森村泰昌率いるパフォーマンスの舞台の撮影でお邪魔していました。その中で森村さんは普通の人に変身していました。ビルの管理会社の作業服で舞台の上を森村さんが掃除し始めるという舞台のスタートは、ブラックタイのパーティーとの絶妙なコントラストを放っていました。この状況はYasumasa Morimura : different kind of stagesでご覧いただけます。

Ken作
直径約60cm
(本文とは無関係です。)

 少し前の話ですが、岡部あおみさんが本を出されました。
 岡部さんの本で最も印象深いのは、やはり日本で唯一アートドキュメンタリーについて書かれた『ア−ト・シ−ド/ポンピドゥ・センタ−美術映像ネットワ−ク』(1993年、リブロポ−ト)ですが、今回の「アートと女性と映像」も作家へのインタビューが多く私はとても楽しめました。
 作品について興味を持って接することのできる作家の生の声が、岡部さんの少し突っ込んだ質問によって引き出されていることと、その作家たちの生活する世界各地の概況が芸術の場を通して書かれていて興味深いところでした。エイヤ=リーサ・アハティラ、ソフィー・カル、ピピロッティ、森万里子、束芋、やなぎみわなど、計15人と2組の作家についての書かれた第一章に加えて、ニキ・ド・サンファル、草間彌生、オノ・ヨーコを映像の先駆者として検証する第二章では、映像インスタレーションとマルチカネチャリズムと題して90年代に現れた女性作家の活躍という視点から現在を検証されています。
  岡部あおみ「アートと女性と映像 グローカル・ウーマン」
  彩樹社 2000円税別

「アートと女性と映像グローカル・ウーマン」

Yasumasa Morimura : different kind of stages 森村泰昌  from Ufer! Art Documentary
この映像は2003年から2005年に開催された森村泰昌が企画、出演したパフォーマンスのアーカイブです。
1.森美術館開館記念展「ハピネス:アートにみる幸福への鍵 モネ、若冲、そしてジェフ・クーンズへ」展特別企画として森村泰昌が考案し出演したパフォーマンス。
2. 3.森村泰昌が率いるザ・シックス・センス・スタジオの京都造形芸術大学と武蔵野美術大学でのステージ。
4.世界アーティストサミットにおける森村泰昌プロジェクトとして行われた京都造形芸術大学、ギャルリ・オーブでのパフォーマンス。

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