Raid10のハードディスクケース 速さと信頼性と価格 Logitec LHR-4BRHEU3

 随分前からハードディスクはミラーリングして使っています。仕事で映像制作する以上、不慮の事故でデータが壊れてしまったり喪失してしまう事は避けないとなりません。そのため多少スピードも犠牲にしてRaid1のミラーリングを使ってきましたが、素材が4Kになってレンダリングの時間などに別の事をやったりしていますが、長尺の作品でハードディスク自体もチェーンで使うと、やはり速さが必要になってきましたので、Raid10のストライピングしながらミラーリングできるRaid10が比較的安価にできるLogitecのケースを購入しました。


以前からミラーリングで使ったケースもLogitecですでに8台くらい使っています。2020年現在4TBか6TBのハードディスクがコストパフォーマンスがよろしく、主にWestanDigitalのものを使っています。確かノンリニアに編集が移行した2000年になる前はIBMの75GBのHDDが6万円くらいでしたので安くなったものです。以来、HDDに連番を付けて管理してきましたがね現在250本を超えてきました・・。その間、何度かHDDのクラッシュを経験しましたが、バックアップがあったりして、真っ白になる事はなかったのですが、苦労してキャプチャーしたテープのデータが開けなくなった時は何日かの労力が泡に消えて振り出しに戻りました。やっぱりミラーリングは必要です。この10年はミラーリングで運用していて同時に2本のHDDが壊れた事はありません。


Raidの種類 LogitecのHPより

 そもそもRaidって何、とか何で必要なのと思われる方は上の表をご覧ください。HDDをRaid運用することで速さや安全性が得られます。
という事でここから本題でRaid10の話です。

 テストは動画を作りましたので、使い勝手やその速さが普通のミラーリングとどの程度違うかをご覧ください。

 Raid10の速さはミラーリングのRaid1のだいたい1.5倍でしたが、実際のレンダリングやプロキシを作る速さがどの程度早くなっているかは調査していませんが、体感としても気持ち速くなっています。映像編集時も4K素材のまま編集していると普通にコマ落ちしますので、BlackMagicSpeeadTestでは4K60PがOKになっていたものの、解像度変更やカラグレで多少重くなってる様です。

 Logitechのケースの設定は動画でも紹介してますが、最初に初期化する前に全面パネルからモードを選び電源の再投入をすると、認識出来ないので初期化を促されます。1台のハードディスクとして認識していますので普通のハードディスクと同じように初期化するだけで準備完了です。外付けハードディスクとして運用を始めると電源のon/offも自動ですので、内蔵のドライブの様に使えます。

Raidのハードディスクの構成 LogitecのHPより

 現在のハードディスクは壊れ難くなって来ましたが、それでも壊れる可能性があるものです。ミラーリングは保険みたいなものですが、保険よりも確実に簡単にリスクヘッジ出来る方法で、ミラーリングするのであればRaid10にした方が初期投資が約倍かかりますが容量に対してのコストは差がないので、より快適なデータ運用が出来ると思います。

 Raid1の2台でミラーリングしたハードディスクはケースから取り出しても、単体のハードディスクとして別のケースに入れても同じ様に認識します。(Macの場合)アーカイブなど更新しないデータはこのバルク状態で保管しています。

 Raid5の場合は4台が2台ずつの組み合わせになってますのでケースから取り出した単体では使えないです。元のケースに同じ様に戻す必要があるので注意が必要です。ここが単なるミラーリングとの違いで弱点かも知れません。

 仕事や重要なファイルの管理や編集は、転ばぬ先の杖としてミラーリングしたハードディスクで運用する事をお勧めします。このblogではYoutubeと若干連動しながら映像制作でテストした内容などを紹介していますので、またお立ち寄りください。リンクはアフェリエイトですが、直接メーカーから広告料をいただいていません。購入してテストしていますので、ご参考になればと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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