Macで大量のファイルコピーでエラーにならない Carbon Copy Cloner

 Macでハードディスクの引越しなどで大量のファイルをコピーする時に気がつくとエラーでコピー出来ないファイルがあった・・などの理由で止まっていた経験はないでしょうか。

 私は何度もあるのですが、数十GB程度だとファインダーでコピーしてしまうこともあります。けれどTB単位のコピーではエラーになると何処に問題があるのかも判りません。そこで使っているのがCarbon Copy Clonerです。

 私にとってこのソフトウエアは確かOSX になった頃からシステムのクローンを作るのに使っていました。調子の良い時にシステムのハードディスクごとバックアップしていました。OSXserverを使っていた時も不定期ですがこれでバックアップしてました。その当時はハードディスクごとクローンを作るツールだったと思いますが、現在はバックアップツールとして差分コピーやスケジュール設定など細かく設定が出来るアプリになっています。(私は細かなところまでは使ってないのですが)

操作ミスをしにくい設定

 コピー元とコピー先を指定するだけですが、ファイル単位やフォルダを指定して必要なものを指定したフォルダや階層にコピー出来ます。

Carbon Copy Cloner 5の操作画面

 動画制作をしていると制作のプロジェクト自体が継続したり、シリーズ化する事もあって、単発の制作だったらこの程度容量が有ればと思って、ハードディスクに同居させていたプロジェクトが膨れて足りなくなる事が予想されるとファイルを引越ししないとならない事はよくあります。そんな時には確実に安全にコピーしてコピー先で快適に編集を進めたいのですが、デスクトップでドラッグ&ドロップすると、最初のうちは軽快にコピーするものの、気がつけば何らかのエラーが出て止まっている事があります。またドラッグ&ドロップのコピーではハードディスクの動作音が大きく、ガッチャコン、ガッチャコンと同じリズムを刻みます。Carbon Copy Clonerを使うと、ハードディスクは静かにコピーを粛々と行う感じで動作します。この差は何かわかりませんが、スピードも特に遅くなる事なく、着実にコピーできるのでとても信頼感があります。

動作中はコピー状況がどの程度まで進んでいるかが表示される
コピーが終わった完了の画面

 単なるコピーツールとしてだけではなく、バックアップツールとして差分コピーやスケジュールを設定したバックアップにも対応していますので、保険みたいな転ばぬ先の杖みたいなアプリとして4500円は高くないと思います。シンプルですが信頼性が高いのでお勧めしたいソフトです。

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