with 若き女性美術作家の生涯

 1月に入ってずつと寒かったのに、このところ京都は少し暖かだ。またご無沙汰してしまった。
 1月の最後の土日を使って、山の稜線で泊った。残念ながら星空は無く、夜半から冬型が強まり、風の音が強くなる中で聞いた天気予報は「明日は大荒れになるでしょう」という早起きを強いられるものだった。夜が明ける前に起きて、朝食を済まし明るくなったら直ぐに行動できる体制をとった。予報は的中し、みごとに吹雪いている。ますます強くなるという予想のもとにスノーシューで下山を始めた。降り出した雪は前日のはっきりしたトレースを見事に消し去っていて、コースを地形から判断しなければならない状態になっていた。しかし、その地形も吹雪とガスのため視界がきかず、前方の山の地形もはっきりとしない。時代の武器GPSに頼っていたが、頼りすぎていたのかもしれない。GPSの誤差と進行スピードの関係からの方向のずれ、そんな事も影響していたと思う。

この日は嵐の前の静けさか・・ピーク手前に雪庇が見える


スノーシューの下りは普通の徒歩よりも速く、またたく間に高度を下げる。案の定、違う谷に下って来ていた。しかも今までに見た事の無い地形が広がっていたのだ。これはまずいと思い引き返すことにしたが、降りてきた斜面を見上げると愕然となる。降りしきる横殴りの雪を顔に受けながら、安易に下った自分への戒めの代償の過酷さを噛みしめて、地図とコンパスという基本的な道具によって何とか無事に正しいルートへ復帰した。

 ここまで来れば安心だと思った頃、雪も弱まり視界も開けてきた。まるで神が見ていたのかのごとく。
 さて、今日は京都シネマへ「with 若き女性美術作家の生涯」を見に行った。(実は初めて映画を見るために京都シネマへ行った。)テレビ番組として作られたものを上映用にリメイクされた作品だったが、大変考えさされる内容だった。現代において忘れかけているもの、必要なことをあらためて教えられる、そんな作品だった。主人公の佐野由美さんがもしも事故に合わなければ、美術界で働く者として、どこかで一緒に仕事をすることがあったかも知れないし、会いたかったと思った。
 彼女には彼女の残した本と映像でしか会えないが、それらが今後多くの人の糧となる事は間違いない。日本では振込め詐欺などの最低最悪の事件が多発して益々さつばつとした時代の気分のする中、この差は一体何だろうと思う。
 「with 若き女性美術作家の生涯」は京都シネマでで3月4日まで。毎朝10時から1時間の上映。

OUR MUSEUM (あなたにとって美術館とは?) 京都市美術館/パリ市立近代美術館 from Ufer! Art Documentary on Vimeo.
OUR MUSEUM
日本語/English Subtitles/French Subtitles/ 4:3

「美術館の空間が私に与えたものは何なのか。」
これは私が長い間考えて来た素朴な問いです。
私は子供の頃、よく美術館に連れられ出かけました。その思い出は、大きな展示空間や大きなドア、巨大な部屋です。子供の頃の美術館の記憶には美術作品はありません。この経験が「OUR MUSEUM」を作るきっかけになりました。
この作品では、京都市美術館、パリ市立近代美術館の創設からの歴史を振り返ると共に、ジュ・ド・ポム国立現代美術ギャラリー、パレ・ド・トーキョー、ポンピドゥーセンターのユニークな活動を多彩なインタビューと数々の展示空間で紹介します。
そしてそれらのインタビューは、私の疑問に答える形で、将来の美術館の方向性を示唆しています。
あなたにとって美術館とは何ですか?
★ご注意ください!!★
このVimeo on demandのムービーはホームユースです。ホームユースとは個人が家庭内で視聴することを目的としたものです。ホームユースは著作権処理済みのものではありませんので、図書館や美術館、学校教育機関などの公共施設では使用できません。ホームユースをライブラリー版としてご使用になりますと権利者の許諾のないものを使用していることになりますので、ご注意ください。詳しくは、弊社ホームページをご覧くかお問い合わせください。
https://www.ufer.co.jp/education/index.html

What has the museum space offered me?
This is the simple question that I have been pondering. When I was a child I went to the art museum sometimes. All I remember is the exhibition spaces, the large doors and the big rooms. I don’t remember the art works. Perhaps, the making of “OUR MUSEUM” was influenced by these early impressions.
“OUR MUSEUM” is a study of museums today with a look back on the history of the Kyoto Municipal Museum of Art and the Musee d’Art Moderne de la Ville de Paris. Also included is a presentation on the unique activities at the Gallerie Nationale du Jeu de Paume, the Palais de Tokyo, and the Centre Georges Pompidou. There are several interviews with various directors, curators and others working at these institutions as well as exhibition space footage. One of the key questions explored in the interviews is the future direction of art museums.
What is a museum for you ?

JPWiMAX

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https://www.ufer.co.jp/order/english.html

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