横浜美術館 GOTH展

12月はいろいろあった。
兵庫陶芸美術館の秋山陽さんの撮影に始まり、2週目は森村泰昌さんの新作のための機材の仕込みと撮影、3週目は東京、横浜の展覧会の機材発送。森口ゆたかさんが来られて1月に芦屋市美で発表の作品の音声の手直しのため作業。週末は京都近美での打合せ。その夜にホールに特設された映画館で見た無声映画「鉄路の白薔薇」も、忘れかけていた映像の発言力を思い出させてくれる作品で良かった。

4週目は横浜美術館GOTH展の束芋のギニョるの設置。写真は最新バージョンのギニョる。今回はプロジェクターのつなぎ目がなくなり、さらに幻想的になった。設置と調整で5日間。天井も高くとてもいい空間に仕上っている。GOTH展のオープニングの後、ギャラリー小柳で杉本さんの展覧を見て、小柳さんのちょっとスリリングな運転でシューゴアーツへ。森村展に合流。独裁者の正式な国内初披露。やっぱりこのくらいのスペックのプロジェクターで見せたいと思うと同時に、何回も見ているのに、いい作品だと再認識。翌日は、原美術館へ寄ってweb用の撮影。ピピの展覧会も盛況の様子。ソファーに座って見る作品も皆さんじっくり鑑賞している。
 一旦京都に戻って最後の週は、金沢へ。21世紀美術館は毎度のことだが、すごく人が多い。常設の特別展に出ている森村さんのバルコネグロの後期を撮影。そして粟津潔さんの展示に圧倒される。京都に戻って、2月から始まる液晶絵画展のために、森村さんが新作映像の編集に来られた。編集の目処がついたので雑談。2009年〜10年のための制作計画を聞いて、軽く目まい。女優シリースを毎週ロケで撮影していた頃は大変でしたよねぇ、と言ったら、「あの頃の僕はまだ結構ヒマやったからねぇ・・。」とぽつり。ま、健康第一ということを確認。モントリオールへ上映用のimo-laを発送し、2007年も少なくなった。まだまだ部屋は片づいていないのにこれを書いていたりする。どうぞ来年も宜しくお願いします。

imo-la: tabaimo -2007- 束芋 -2007- from Ufer! Art Documentary on Vimeo.
束芋のドキュメンタリー第三弾。
 世界から注目される作家になった束芋。複数のスクリーンにアニメーションを投影するインスタレーションを制作するというスタイルは変わらないが、現代日本の日常風景をモチーフとした初期作品を経て、近年は、より抽象的で内面的な世界へ表現の幅を広げている。
 本作imo-laでは、「hanabi-ra」(2003年)から2007年ヴェニス・ビエンナーレに出品した最新作「dolefullhouse」までの4年間に制作された作品とその制作過程、展覧会などを、束芋へのインタビューを交えながら振り返る。
 最初に登場する「hanabi-ra」は音の付いていない無音の作品。キリンプラザ大阪のできやよいとの2人展で発表されたこの作品は数少ない1台のプロジェクターによる投影。 繊細に描かれた1枚1枚の花びらが舞い降りる。その後、東京、ニューヨークのギャラリーの個展や原美術館での個展でも展示された。アトピーに悩む自らの手をモチーフとし、360度の円筒スクリーンと手着彩に挑戦した大作「ギニョる」(2005年)。  直径5m、高さ約2mの円柱状のスクリーンが宙に浮かび、アニメーションが映し出される。従ってこの作品には右端や左端といった切れ目はなく、360度全方向に展開される。ギニョる」のイメージは、スクリーンの内側と外側からも見られるが全景を一度に見渡せることはない。それがこの作品の形のコンセプトにもなっている。
 デンマークのオーフスで初展示の後、東京、大阪でも展示。インタビューで「あっこれが本当に私の思うベストだな・・・」と振り返った、2006年の原美術館での個展。新作として「真夜中の海」「ギニョラマ」「公衆便女」の三作。原美術館の展示室空間を利用した展示は大きな話題になり、週末には作品の前に長い順番待ちの行列ができた。 「真夜中の海」は、それまでの作品にはない白と黒の世界。スクリーンを階上からのぞき込むという設えと具体的でありながら抽象的な展開を見せるストーリーが融合し、束芋の新たな展開を見せた。
 2006年秋には、カルティエ現代美術財団(パリ)での個展。旧作「通勤快速」「お化け屋敷」と「真夜中の海」の天井に投影したバージョンを披露。ニューヨークでの個展(2005年)での印象と比較しながらフランスでの感想を語る。2006年秋には、カルティエ現代美術財団(パリ)での個展。旧作「通勤快速」「お化け屋敷」と「真夜中の海」の天井に投影したバージョンを披露。ニューヨークでの個展(2005年)での印象と比較しながらフランスでの感想を語る。最後にヴェニス・ビエンナーレに出品した「dolefullhouse」。 ドールハウスという閉じた空間をモチーフに現代社会の動きを投影している様にも見える。「作品の完成形が想像できてしまうと作らない、驚きをもって形になってこないと面白くない」と言う束芋。彼女は今後どこへ向かうだろうか。
2007年 監督・岸本 康
本編映像51分
第26回FIFAモントリオール国際芸術映画祭入選

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JPWiMAX

Tabaimo is a contemporary artist who makes installations using computer-generated animation. Her animated works are derived from her drawings. Since her 1999 graduation piece, Japanese Kitchen, caught the attention of the art world, she has become an internationally well-known artist and has continued creating installations. At the age of 26 she assumed the post as professor at University of Art and Design, Kyoto and she took part in the Sao Paulo Biennale and the Yokohama Triennale. Such achievements at a young age have resulted in turning her into a legend.

Directed by Yasushi Kishimoto
Original story 51min.

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DVD include additional track (installation view).

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